Works店長の作業日記

2015年5月20日

ピナレロ ジャパン

PINARELLO FP QUATTRO(ピナレロ クアトロ)のオーバーホールを承りました。ハンドルを左右にふってみただけでヘッドベアリングの状態がかなり悪いことは推測できました。フロントフォークを抜いてみますとロアーベアリングはフォロントフォークに付いて抜けてきましたが、アッパーベアリングはその外ミゾがヘッドチューブにそして内ミゾはヘッドキャップに固着しボールが納まっている部分はサビととものバラバラになってこぼれ落ちて来ました。ベアリング交換をする為にはまず固着したものを取り除かなくてはなりません。内ミゾとヘッドキャップの固着はヘッドキャップ交換で対応させていただくとしても、外ミゾとヘッドチューブの固着が難問です。いろいろと方法を考えましたがデリケートなカーボンフレームであることを考慮しますとかなりのハイリスクな作業になります。ここはやはり、ピナレロをさわっていることでは日本一のピナレロ ジャパン ゴールデンメカニックコンビにお任せしようと決めました。「お任せ下さい!」というこころ強いお言葉をいただき安心!きれいに新しいベアリングが圧入されて戻ってくる予定です。TAKENAKAはピナレロ ジャパン創設以来のお付き合い(正確には創設以前から)をさせていただいておりますのでこのような方法もありますがメーカーやブランドによりましてはこのような場合に当店では対応できないケースが考えられますので申し訳ございませんがオーバーホールをお引き受け出来ない場合もございます。このようにオーバーホール作業は予定外の日にちが必要な場合があります。冬期などご使用頻度が少ない時にお預かりさせていただくのが良いと思います。オーバーホールの基本作業工賃は11月から2月は25,000円(税別)、3月から10月は28,000円(税別)です。交換パーツにつきしてはお預かりさせていただく時点つまり分解する前に決められるものと分解してから交換した方がよいと判断できるものがあります。ご依頼が重なったりしますと日程調整が必要になりますので早め目ご相談いただけますとありがたく存じます。

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