Works店長の作業日記

2021年12月28日

RIDLEY(リドレー) ULTEGRA

 

 

こんにちは! 京都出町TAKENAKAです。RIDLEY(リドレー) Fenix SLC Discの制作を進めています。今秋モデルチェンジしましたデュラエース/R9200、アルテグラ/R8100は変速システムが電子制御式のDi2のみになりました。ブレーキタイプはリムブレーキとディスクブレーキが用意されています。リムブレーキの場合、Di2はフルエレクトリックケーブル仕様になり、ディスクブレーキの場合はセミワイアレス仕様になります。セミワイアレス仕様は写真のようにバッテリーと前後ディレイラーはエレクトリックケーブルで接続しますが、STIレバーと前後ディレイラー間はワイアレスになります。左右STIレバーにボタン電池が入っています。シフトスイッチ操作と電波を飛ばすだけなので電気使用量は少ないそうです。前後ディレイラーは上り坂でも素早く変速する働きモノなのでそれなりに電気を使いますから充電バッテリーを使います。充電はリアディレイラーとパソコンなどのUSB端子を専用充電ケーブルで接続します。リアディレイラーは充電ケーブル接続端子の他にファンクションボタンとその作動状況を表示するLEDも備わっています。システムの頭脳部と言えそうです。

Di2の変速操作はスイッチ操作だけなので常に軽い操作で済みます。自動車のオートマのようにギアチェンジしてくれるセミシンクロモードやフルシンクロモードも備わっています。リアディレイラーのファンクションボタンを使ってそれらを選択しますと変速操作を省略することもできます。

私の初めてのロードレーサー(当時はロードバイクという表現は無かった)にはリア5Sのギアが装着されていました。その頃はシフトレバーにインデックスも組み込まれてはいなかったので多少ワイヤーが伸びたりしても手加減次第でスムーズに変速できました。しかし、今や12Sです。ワイヤー作動ではわずかなワイヤーの伸びでも変速の調子は崩れてしまうのではと察します。

加えて、カーボンフレームのエアロデザインが進んでいます。このFenix SLC Discもそうですが、ハンドル回りも含めてケーブル類フル内蔵モデルが増えています。部分的には窮屈なルーティングになる場合がありますので鋭角にルーティングしても全く操作抵抗が増えない油圧ディスクブレーキとDi2システムの組み合わせは自然な流れだと思います。

https://ridley-bikes.jp/

https://bike.shimano.com/ja-JP/components/road.html

 

  • 自転車の選び方へ
  • 自転車ギャラリーへ
ページトップへ