Works店長の作業日記

2016年9月8日

DURA-ACE9100(デュラエース)


9月7日(水)大阪市内にてシマノの2017年モデル説明会が開かれました。ロードモデル用、マウンテンバイク用、一般車用などシマノ製品全般において新製品の説明がありました。一番興味がありましたのは#9000から#9100へリニューアルされたデュラエースコンポーネントです。#9000ではブラックとシルバーのコントラストが特徴でしたが#9100ではブラックがメインになっています。現在ではブラックはあまりに普通なわけですが説明を聞いてみますとそこはデュラエース、かなり手がかかっています。例えばチェーンホイール(クランクセット)は一見艶のある普通のブラック仕上げに見えますが実は絶妙なグラデーションブラックに仕上げてあります。光のあたり具合によりブラックの輝き具合がかわります。
ホイール以外では一番面積が大きくバイク全体の印象を左右する存在がチェーンホイール(クランクセット)です。ペダリング中の力のかかり方を詳細に分析しこのようデザインになりました。削れるところは削り、肉厚を増やす部分は増やした結果#9000のチェーンホイールセットと比べて同じ重量に仕上がっています。話題のディスクブレーキ装着車も展示されておりました。シマノがロードモデル用に新たに開発しましたフラットマウントという取付方法により車体からの出っ張りも少なくコンパクトにまとまっています。ブレーキの役目は停止と減速です。ディスクブレーキは雨天でも制動力があまり落ちないというメリットはよくききますが、減速、スピードコントロールという点ではデュラエースなど上級グレードのキャリパーブレーキの方がディスクブレーキよりもいいのでは…、という声を耳にします。シマノではマウンテンバイクで積み重ねた経験を元にロードモデルに適したブレーキフィーリングに仕上げてあるそうです。減速、スピードコントロール性能につきましてもデュラエースクオリティを期待できそうです。STIレバーの変速時レバーストロークは#9000よりいっそうショートストロークになりましたし、リアディレイラーはシャドーデザインになりトップギア使用時でもほとんど車体の外への出っぱりがなくなりました。その他にもデュラエースでリヤカセットのローギア30Tの組み合わせが用意されているなどハイクオリティを求める幅広いサイクリストにご愛用いただける内容に仕上がっています。初回入荷は10月下旬予定です。※ディスクブレーキとDi2モデルは2017年春の予定です。

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