こんにちは! 京都出町TAKENAKAです。金勝山(コンゼヤマ)へ行った時に、ある参加者の方がリカンベントのハンドル先端に付いているレバーを見て「これは何?」とおっしゃいまして、「もうバーコンは過去のものか!?」と思った次第です。これはバーエンドコントロールレバー(通称バーコン)というシフトレバー(ギアチェンジレバー)です。元々はシフトレバーがブレーキレバー部ではなく、フレームのダウンチューブに取り付けられているのが標準だった時代に、主にシクロクロス競技車両に採用されていたものです。シクロクロス競技は悪路が設定されていますのでギアチェンジをする時に出来るだけグリップに近いところで操作できるように用意されていました。カンパニョーロ、シマノ、サンツアー、サンプレックス等主な変速機メーカーはダウンチューブ用レバーとバーコンを販売していました。シマノがブレーキレバー部にシフトレバーも組み込んだSTIレバーを発売してからはそれが主流になりましたが実はシマノは現在も11S用でバーコンを販売していますし、ヨシガイ/DIA-COMPEにもインデックス無しで適合範囲の広いバーコンがあります。上位グレードだけでなく、シマノ105にもDi2(電子制御シフト)が採用される時代ではありますがバーコンが有って良かった!ということは稀にあります。
https://www.shimano.com/jp/100th/history/products/14.php