2021年1月12日

ブリヂストン・ユーラシア

 

 

(ユーラシア スポルティーフの続き)このユーラシア スポルティーフの適合ホイールサイズは現在のロードバイクと共通サイズ、700Cなので何かと助かります。私が40年まえぐらいに私の父親用につくったカジュアルなスポーツバイクは昔の英国内ラレーなどでは良く使われていたと思われる26×1-1/4というサイズのタイヤを履いていたのですが、今ではタイヤが入手できません。(英国には有るかもしれません)

このフレームのエンド幅はフロント/100mm、リア/126mmでリアスプロケットは6S用です。

今回は初代シマノ600という現在のアルテグラのルーツとなりますハブ(新品)を入手しました。現在一般的なカセットフリーではなく、ボスフリー 6S用です。手元にATOM(アトム/フレンス)の5Sボスフリーが有ります。6Sハブ/5Sボスフリーを眺めていると昔のことが蘇ってきました。70年代後半ぐらいに時々やった手法です。ハブのディメンジョンを変更してオチョコ量の少ないホイールを作っていました。フロントハブでは左右ハブフランジ(スポークを通す部分)間のセンターと左右オーバーロックナット(軸両端のナット)間のセンターはイコールになりますがリアハブはスプロケットを装着しますのでイコールにはなりません。5Sの時のリアエンド幅は120mmでした。6Sが発売されて126mmになりました。つまりその差6mmは5Sから6Sへのスプロケット1枚分です。そこで、126mmで5Sを装着するとしますと増えた6mmを左側(ノンドライブサイド)へ移動でき、結果、オチョコ量を減らすことができます。実際にはスペーサーの都合で5mmの移動です。オチョコ量が減るということは左右のスポークテンションがイコールに近づくということでノンドライブサイドのスポークテンションを上げることができますのでしっかりしたホイールに仕上がりますし、ドライブサイドのスポーク折れも減らすことが出来ると思います。内部のグリスは劣化していると思いますのでオーバーホールをしまして、組み立てるときにドライブサイドの5mmスペーサーをノンドライブサイドへ移しました。ボスフリーをハブに仮装着しましてフレームに入れてみました。何せ昔のことなのでこれでよかったかなと多少心配もありましたがトップギアとフレーム(特にシートステー下端)とのクリアランスは問題なく、ディメンジョン変更完了です。

輸入品ボスフリーではペダル回転を止めて走っている時のラチエット音はレジナ(イタリア)に人気がありました。ATOMは耐久性が高いと評判でした。ボスフリーを外す工具はメーカー別、同じメーカーでもモデルにより違う場合がありますがこのボスフリーを外す工具も持っています。

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