Works店長の作業日記

2017年5月1日

ジュニアギア制限


この春高校へ入学されて自転車競技部に入部された方のロードレーサーを承りました。ご相談の結果、PINARELLO(ピナレロ) PRIMAにシマノ105を組み込んで製作することになりました。
105を組み込むメリットは色々とありますが「ジュニアギア制限」に適合するトップギア14TのカセットギアはアルテグラCS-6800にしか用意されていません。したがって11Sコンポを組込必要があります。高体連加盟の自転車競技部ですからそこは外せません。105ベースでリアカセットギアはアルテグラ CS6800 14-28Tになります。
日本自転車競技連盟 競技規則にジュニアギア制限があります。 トップギアを制限するものでこれは18才以下の選手への身体的負荷を考慮したものです。お客様は現在15才ですが間もなく16才ですからジュニアカテゴリーの規定に合うようにフロントチェーンホイールとリアカセットギアの設定をします。規則にあります表現は「フロントギアアウアター、割る、リアカセットトップギア」で算出されるギア比、かける、タイヤの外周=最終ギア比が7.93m以内と規定されています。つまりペダル1回転で進む距離で表されています。
計算してみますと、53T×14Tの場合は700×23Cタイヤ(またはそれ以下)を装着する場合は適合しますが、700×25Cを装着した場合はオーバーしてしまいます。将来レーシンググレードのホイールを使う場合は適合タイヤ幅が25C以上というケースも十分に考慮せねばなりません。そこでフロントチェーンリングは52Tを選びますとインナーギアは自動的に36Tになります。フロントは52×36T、リアは14-28Tという組み合わせを選択しました。

http://www.jbcf.or.jp/news/20160520_id=8677

http://www.jbcf.or.jp/news/20160520_id=8677

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