Works店長の作業日記

2020年3月10日

メンテナンス ケーブル切れ


ANCHOR(アンカー)カーボンロードをご愛用のお客様。シフト(変速操作)が具合よくないということで確認しましたら、ケーブルが切れ始めていました。ブレーキケーブル、シフトケーブルともに複よりと呼ばれる極細いケーブルを束ねてよったものが使われています。そのうちの何本かが切れている状態です。
ケーブルが切れればケーブルを交換すればよいわけですが、STIレバーの場合、一度切れるとケーブルを交換してもけっこう早く切れるようになってしまうことがあります。シマノの方に伺ってみますと、「複よりケーブルが何本か切れ始めるとそれらの切れ口がケーブル巻取り部をキズ付けることになり、以後ケーブルを新しくしても早めに切れるようになることがあるようです」とのことです。ということは、最初のケーブル切れを起こさないことが大事ということになりますね。
今回のケースでも半年ほどまえにケーブル交換していますので、今回はブラケット部交換をしました。ケーブル巻取り部だけの交換は出来ない構造だそうです。STIレバー内部の部品交換になりますのでシマノへ依頼しました。戻って来たレバーを取り付けまして、ブレーキケーブル/シフトケーブルをルーティングしブレーキ調整、変速調整をして完了。ケーブル切れを防ぐには定期的にメンテナンスを受けられることをおすすめします。 

  • 自転車の選び方へ
  • 自転車ギャラリーへ
ページトップへ