こんにちは! 京都出町TAKENAKAです。MAKINO デュラエースモデルをご愛用のKさんからBB(ボトムブラケット)セットのアップグレードを承りました。ありがとうございます。メインコンポにデュラエース(R9100)を組み込んだMAKINOでBB(ボトムブラケット)もデュラエース BB-R9100(¥5,444)が入っています。何も問題やご不満は無いのですが「もっと回るBBを!」ということで今回はSUGINO スーパーセラミック(¥31,900)に入れ替えました。シマノ、SUGINOなどこの分解できないタイプはオーバーホールを出来ないので防水性能も重要だと思います。長期間ご使用いただかないと結果は出ませんが回転の感触からは防水性も高そうです。BB(ボトムブラケット)の基本性能は3点だと思います。スムーズな回転、防水性、そして剛性です。クランクの剛性は確実に上がっていますのでそれを受け止める部分の剛性も重要です。高額なアフターパーツは軽量なものが多いのですが、というよりもより軽くしたいので高額なパーツに入れ替えることが多いと言ったほうが合っているかもしれません。が、実は、SUGINO スーパーセラミック(JIS用)の重量はデュラエース BB-R9100よりも少し重いのです。私の推測にすぎませんがこれは剛性確保の結果だろうと思います。BB(ボトムブラケット)に限りません。フレームでも、ホイールでも開発設計する方は常にこの軽量化と剛性確保(又はアップ)を重要な項目として考えておられます。
現在のように、完組ホイール(工場から完成ホイールとして出荷される)が一般的になる前は、ほぼ全てハブ、スポーク、リムを仕入れてホイールに組み立てていました。ロードバイクなどをご注文いただくとまずホイール制作から始めるのが常でした。同じリム、同じハブでもスポーク本数を36本、32本、28本などから選ぶことができました。もう40年近く前のある時、仕入れ先から珍しい「MAVIC GP4の40H」を入手しました。40HのHはスポークホール=スポーク本数です。ハブも通常出回っていなかったのですがどうにか入手しました。それをホイールに組み上げてお客さんに乗ってもらいますと、「かたい!」、「けどなんか進む気がする」かなり脚力のある方でしたがそんな言葉が返ってきました。重量と剛性のバランスは永遠の課題だろうと思います。