Works店長の作業日記

2020年5月11日

タイヤのサイズダウン。


タイヤのサイズダウンは注意が必要です。ロードバイクのタイヤサイズを700×25Cから23Cへサイズダウンしても実用上問題はありませがグラベルロードでサイズダウンしますとその差が大きい場合は注意が必要です。今回の例は650×47Cから42Cへサイズダウンされた方です。タイヤ幅を小さくしますと高さも下がりタイヤを含むホイール外径は多少ですが小さくなります。そうしますと、ペダル位置も少し下がります。今回のお客様の場合、ペダルを回しながら街中のフラットなコーナーをまわっているとコーナー内側のペダルが地面に接触したそうです。(二回経験)片面バイクシューズ用、反対面はスニーカー用というペダルをご使用で、通常バイクシューズをご使用ですのでスニーカー用面の角が少し削れています。サイクリング歴は30年を超える方ですのでペダリングの問題ではなくタイヤのサイズダウンが原因だと思います。
グラベルロードではディスクブレーキが使われますのでリムブレーキと違ってリム外径を変えてもブレーキには何ら影響しません。もちろん、タイヤとブレーキ性能とは深く関係しますが。そこで提案されているのが、650Cよりもリム外径が少し大きい700Cのリムに細めのタイヤを付けて、タイヤを含む外径はダウンせずにタイヤを細目にするという方法です。同じ幅42Cでも700×42Cですとこのようなトラブルは回避できます。オフロードをメインにルートをとる時は650C、オンロードをメインにルートをとる時は700Cというように使い分けていただくことができます。ご愛用の多いパナレーサー・グラベルキングでもいつの間にやらサイズ展開がものすごく増えています。
https://panaracer.co.jp/lineup/touring.html

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