こんにちは! 京都出町TAKENAKAです。スチールフレームが全盛の頃はそのフレームがどこのパイプを使っているかということがけっこう話題になりました。海外ブランドですとコロンバス(イタリア)、レイノルズ(イギリス)、デダチャイ(イタリア)あたりが有名ですし、日本のメーカーですとイシワタ(現カイセイ)やタンゲ、昔はD2×D2(デーバイデー)というチューブで有名でしたウンノという会社もありました。同じジオメトリーで同じ工房でつくってもパイプが違えば乗り味は違うものになりました。カーボンフレームになりますと大きくカーボンというくくりになって、元になりますカーボンファイバー(炭素繊維)がどこの何、という話はまずありませんし、興味を持ってもほとんど公表されていません。
PINARELLO(ピナレロ) DOGMA(ドグマ)シリーズでは2014年発表のF8から現在のFまで、東レのT1100というカーボンを使用していることが明記されています。T1100は広い分野で最先端カーボンとして使用されているようで、スポーツサイクルの分野ではピナレロのみに供給されています。スチールフレームとカーボンフレームでは色々な違いがありますが実は根本的なところで共通点があります。それは剛性(ある意味強度)を上げると衝撃吸収性が下がるということです。T1100の素晴らしいところは、高い剛性を持ちながら、衝撃吸収性をあまり犠牲にしていないところです。そのDOGMA Fの2024年カラーが発表されました。下記WEBサイトでご確認下さい。ピナレロジャパンでは基本的にフレームセットで入荷し、販売店で完成車に仕上げることになります。2023年11月よりピナレロジャパンへ入荷が始まる予定です。お問い合わせお待ち申し上げております。
https://pinarello.com/global/en/bikes/road/competition/dogma-f