「体格・用途・好み」。言い換えればポジション、コンポーネント、センスでしょうか。お客様のご希望をうかがいながら、そして私からもご提案しつつ、フレームサイズやコンポーネントなどを決めて行きます。MAKINO（マキノ）ではフレームカラーは出来るだけお客様のご希望で仕上げたいということで標準色などを用意していません。お客様に何らかの色見本を用意していただきます。今回は自動車のタッチアップ用ペイントから色見本をご用意いただきました。ピンク系メタリックです。ご希望どおりのフレームカラーに仕上がりました。この美しさを長持ちさせたくWAKO’Sのガラスコーティング加工をします。この写真ではトップチューブが水平（ホリゾンタル）のように見えますが実は地面が僅かに右方向に下がっていますのでそのように見えます。実際は30mmのスローピング設計です。水平（ホリゾンタル）換算で515mmのところをシートチューブ実長をマイナス30mmしまして485mmで制作しています。写真の状態でシートハイトは630mmです。ほとんどスローピングしていることがわからない程度にしてほしいというご希望やシート高とグリップ高のギャップ、ヘッドスペーサーのハイトなどを考え合わせた結果です。乗り込んで行かれますとグリップ高はもう少し下がる可能性があります。このステムのままでもあと20mm下げることができます。コンポーネントはシマノ・アルテグラですがチェーンホイールセットはご希望でスギノ・マイティツアー901Dを組み込みました。ハンドルまわり、シートポスト、チェーンホイールセットのシルバーやサドルとバーテープのホワイトが軽快且ちょっとクラシックな雰囲気を演出しています。今回ホイールはお手持ちのものを使いました。ホイールを入れ替えますとまた違った雰囲気になると思います。
ご相談の上、フレームのサイズ・仕様が決まりエム、マキノサイクルファクトリーへ発注しまして約6ヶ月後に出来上がったフレームがTAKENAKAへ届きます。MAKINO（マキノ）はフレーム1本ずつをフルハンドメイドで制作しています。月間制作数はほぼ一定ですから受注が増加傾向にあるときは納期がより延びることになります。どうも現在はその傾向にあるようです。Facebookのアルバムにも写真を掲載しています。よろしくお願い申し上げます。

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