2020年9月16日
手組ホイール トラック競技
トラック競技用手組ホイールのご注文を承りました。ありがとうございます。お手持ちのハブ/サンツアー ショパーブ、リム/ARAYA ADX-1を使いまして、スポークはSAPIM(サピム)のCX-Rayで組み上げます。
スポークはハブやリムに比べますと脇役的に見られがちですがホイールの性能を左右する重要な構成パーツと言えます。昔はロベルジェやエトワールなどが人気でしたが今はDT SWISS、SAPIMが好評です。先日ご紹介させていただきましたARAYA レーシングホイールもSAPIMを使っています。そのSAPIMのラインナップに今回使います、CX-Rayというのがあります。エアロスポークと言われる扁平加工したタイプです。興味深いのはその軽さと強度です。CX-Rayは272g(260mm/64本)強度1600 N/㎟とHPに表記されています。おそらくCX-Rayは2.0mmプレーンをプレスするなどして扁平加工していると思います。それが不思議なことに、両端2.0mm、中央部が1.5mmで軽量に仕上がっているLaserよりも軽いのです。Leaserは283g(260mm/64本)強度1500 N/㎟と表記されています。Leader 2.0mmプレーンですと431g(260mm/64本)、強度1080~1180 N/㎟と表記されています。CX-Rayは軽くて強い不思議なスポーク!
Track Racing Wheel. Rim/ARAYA ADX-1, Hub/SUNTUOR SUPERBE, Spokes/SAPIM CX-Ray. Built By TAKENAKA.
https://www.sapim.be/spokes